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定年退職後、資産運用だけで大丈夫?

最終更新: 2月26日



食べていけるか簡単に電卓をはじいてみよう


弊社がファイナンシャル・プランニングの仕事をはじめて23年が経ちました。うち20年間は日本経済は元気なく、といったところ。でも、ファイナンシャルプランニングの文化は根付いてきていて、資産運用や保険の見直しを軸としたコンサルティングが通用していたと思います。

今、第4次産業革命へ向かう中、将来の経済に明るさを感じますが、現役世代を定年区切りで考える文化のままだと生活が立ち行かなくなる可能性があります。


こちら弊社でまとめています「FPデータSELECT100」に掲載しています、公的年金の受給額のデータです。

仮に夫婦あわせて毎月20万円の公的年金をもらえるとします。定年退職後に30万円の収入が欲しいなら不足分10万円を手配しなければなりません。雇用延長などで65歳まで働けたとして、90歳まで生きるとしましょう(結構現実的)。毎月10万円の不足を25年間手配するには3,000万円の資金が必要です。退職金約1,800万円(大卒、H30年データ、管理・事務・技術)と統計の数字を使うと不足分1,200万円をなんとかしなければなりません。すでに蓄えがしっかりある人、住宅ローンも完済している人はなんとかなるかもしれませんが、退職後も大きな支出(例えば教育費やリフォーム)が続いたり、住宅ローンも続いたいりする人は死活問題・・・?。


まだまだ働こう!


1,200万円の不足は25年で考えると月々4万円不足となります。これくらいは稼げそうですか?現役時代の仕事のイメージに縛られていると、自分が仕事と考える範囲が狭くて敷居が高くなってしまいます。自分のできること、些細なことでもよいので見つけてみるとそれをお金に帰ることができる時代です。

一方、今あるお金の寿命を伸ばすという考え方もあります。退職金と預貯金あわせて2,000万円あるとしましょう。

何も運用せず毎月10万円ずつ取り崩すと16年8ヵ月後には蓄えは底をつきますが、1%で運用しながら、少し働くことで取り崩しを7万円に抑えると、蓄えがなくなるまで7年1ヵ月も延びます。


ちょっとした運用、ちょっとした働きで、必要なお金をキープする術があることを覚えておいてください。


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執筆者:石川英彦(いしかわひでひこ)

<プロフィール>

金融デザイン株式会社 代表取締役

2級ファイナンシャルプランニング技能士​

1968年愛知県生まれ。南山大学経営学部卒業後、就職することなく海外放浪へ。大好きなオートバイで北は「アラスカ・北極海」南は「アリゾナの砂漠」まで、北米を野宿しながら37,000キロ走破。帰国後、老舗ホテルでボーイの仕事し、サービス業とはなんたるかを学ぶ。あるきっかけで保険代理店の手伝いをしたことで金融の世界を知る。その“奇妙”な世界に疑問を感じ「お金に関する情報形成」「売り手と買い手がハッピーになる金融コンテンツづくり」をミッションとした、株式会社マネーライフナビを設立(1996年)。FP(ファイナンシャルプランナー)の実務をこなしながら多数の金融コンテンツを手がける。2011年にはエフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社を設立。全国各地のご当地FP®︎による多数の意見を発信。2017年9月に社名を金融デザイン株式会社に変更し「金融を普通にする」ための起爆剤を充填中。

著書に「生命保険知って得する数字のカラクリ(技術評論社)」「損害保険を見直すならこの一冊(自由国民社)」など