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上質なファンドの選び方「やってはいけない3つのこと」

最終更新: 5月26日



やってはいけない(その1)相場感を働かせる


そもそも投資信託は投資をプロに任せる金融商品です。株式や債券、さらには不動産、国内だけでなく海外への投資など、個人では難しく金額も大きくないと実施できない投資行為を少額からプロに任せられるのことが最大の利点です。ですから、株式や債券、不動産などの相場感は不要!長期的にプロに任せる商品ですから、自分の相場感で投資信託を見る必要はまったくありません。

ただし、投資先の「国」は気にしておいた方がよいでしょう。例えば先進国の株式に投資するファンドの場合、株価が上下したとしても、もともとが成熟した経済環境の国であるため、運用のプロに任せておけばうまくやってもらえるものです。

一方、発展途上国などは伸びしろはあるものの、高いリスクが潜んでいたり、国の信用がいっきに下がるといったことも起きかねません。そうなるといくら運用のプロでも成果を出すのが難しくなるため、投資先の国についてはある程度の相場感は必要だと考えます。


やってはいけない(その2)できたてのファンドを買う


ファンド探しは「成績のよいファンドを探す」ことです。できたてのファンドはその成績がまだないので買わないのが基本です。できたてのファンドを購入するケースは、


  • 例えば5GやAI、ロボットなどこれからの産業を担う企業の株式に投資をするといったように、テーマが明確でそれに興味がある場合

  • ファンドマネージャーが他のファンドで過去によい成績を残している場合


くらいでしょうか。

転校生が自分のクラスにやってきたけどその人の成績はまだわからない、といった感覚です。


やってはいけない(その3)短期の成績だけを見る


できてから3年未満のファンドも同じく避けるべきです。よいパフォーマンスが出ていたとしても、短期的によかっただけかもしれません。中長期的にどうかはまだわからないからです。


上質なファンドを見つけるためには、できたてのもの、運用年数がまだ短いものは、はじめは除外して考えてみるとよいでしょう。


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執筆者:石川英彦(いしかわひでひこ)

<プロフィール>

金融デザイン株式会社 代表取締役

2級ファイナンシャルプランニング技能士​

1968年愛知県生まれ。南山大学経営学部卒業後、就職することなく海外放浪へ。大好きなオートバイで北は「アラスカ・北極海」南は「アリゾナの砂漠」まで、北米を野宿しながら37,000キロ走破。帰国後、老舗ホテルでボーイの仕事し、サービス業とはなんたるかを学ぶ。あるきっかけで保険代理店の手伝いをしたことで金融の世界を知る。その“奇妙”な世界に疑問を感じ「お金に関する情報形成」「売り手と買い手がハッピーになる金融コンテンツづくり」をミッションとした、株式会社マネーライフナビを設立(1996年)。FP(ファイナンシャルプランナー)の実務をこなしながら多数の金融コンテンツを手がける。2011年にはエフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社を設立。全国各地のご当地FP®︎による多数の意見を発信。2017年9月に社名を金融デザイン株式会社に変更し「金融を普通にする」ための起爆剤を充填中。

著書に「生命保険知って得する数字のカラクリ(技術評論社)」「損害保険を見直すならこの一冊(自由国民社)」など